ポルトガル

Joanina library at the university of Coimbra, Portugal, exterior

記事

ポルトガル文学はエキサイティングな、しかし断片化された瞬間を生きている。

インタビュー

ブックフェア/文芸
フェスティバル

「Correntes d’Ecritas」は2000年に創設された文学祭で、通常は2月に開催されます。最も影響力が大きく国際的に認められた文学祭の1つとして、ポルトガル語とスペイン語に焦点を当てており、アフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカにおけるポルトガル語圏作家のフォーラムの役目を果たしています。作家による朗読、ディスカッション、ワークショップ、文化的アクティビティをプログラムの目玉に掲げて沿岸の町ポヴォア・デ・ヴァルジンで毎年開催されるこの国際文学祭は、さまざまな言語の文学を称える活気溢れる場となっています。

「Folio International Literary Festival(フォリオ国際文学フェスティバル)」は、ポルトガルの魅力的な街オビドスで毎年開催される文学イベントです。フェスティバルは通常9月か10月の秋の数日間にわたって催され、数々のイベントが行われます。作家による朗読、ディスカッション、音楽演奏、美術展など、多彩なアクティビティから成るプログラムの焦点は世界に向けられ、世界中の作家、詩人、芸術家が集います。さまざまな言語の文学を掘り下げ、文化の多様性を称え、文学交流を促進するための素晴らしいプラットフォームとなっています。

「Porto Book Fair(ポルト・ブックフェア」としても知られる「Feira do Livro do Porto」は、ポルトガルのポルトで毎年開催される文学イベントです。通常は市内最大の都市公園であるParque da Cidadeで行われます。通常晩春から初夏にかけて数週間にわたって開催されるこのフェアは、ポルトガル文学と作家の振興、新刊の紹介、読書を愛する心の醸成に特化しています。ポルトで長年愛されてきた文化的伝統であり、あらゆる年齢層の読書愛好家を魅了しています。

「Lisbon Book Fair(リスボン・ブックフェア)」は、首都の中心にあるエドゥアルド7世公園の広大なスペースで毎年開催される、ポルトガルで最大かつ最も長い歴史を持つブックフェアです。フェアは通常、晩春から初夏にかけて数週間にわたって開催されます。来場者のために、書籍の発売、作家のサイン会、ディスカッション、文化的アクティビティなど、幅広い文学イベントが用意されています。ポルトガルと世界の文学両方の普及に特化したこのフェアは、本好きのための活気溢れる拠点となっています。このイベントは長年にわたってリスボンの伝統となっており、読書と文学を愛する市民の心を育んでいます。

文学賞

「Jacinto do Prado Coelho Award」は、ポルトガル語の文学随筆の功績を表彰します。毎年恒例のこの賞は、ポルトガルの著名な文芸評論家・研究者であるJacinto do Prado Coelhoを記念して、1984年に初めて授与されました。通常はポルトガル文学の評論や文学研究に対する顕著な貢献に対して贈られます。主催は大学や文学会などの関連する文学・文化団体です。賞金の額は主催団体と年によって異なる場合があります。適格基準と応募の詳細は通常主催団体を通じて確認できます。

1988年にポルトガルとブラジルの政府によって創設された「Camões Prize(カモンイス賞)」は、ポルトガル語文学の最も重要な賞です。賞金は10万ユーロであり、世界で最も裕福な文学賞の1つでもあります。 ポルトガル文化省は、DGLAB(Directorate-General for Books, Archives and Libraries)、図書・公文書・図書館総局)を通じて(GEPAC Bureau for Cultural Strategy, Planning and Assessment)と協力し、創設以来ポルトガル側における授与の準備に携わってきました。ブラジル側の準備はNational Library Foundation of Brazil(ブラジル国立図書館財団)によって行われています。

「Literary Award of the PEN Club Portuguese(ポルトガル語ペンクラブ文学賞)」は、図書・公文書・図書館総局(DGLAB)が後援する、詩、随筆、物語、翻訳のための賞です。対象となるのは、ポルトガル語またはミランダ語で作品を執筆したポルトガル人または外国人作家です。外国人の応募者はペンクラブの会員である必要があります。賞は詩、随筆、物語、翻訳の4つの部門に分かれています。

「José Saramago Prize(ジョゼ・サラマーゴ賞)」は、ポルトガル語文学の継続性と、文学、特にポルトガル語で書かれた作品における新たな表現手段の発見と振興を目的とした文学賞です。賞は2年ごとに授与され、賞金は2万5,000ユーロです。 ジョゼ・サラマーゴのノーベル賞受賞を記念して1998年に創設されました。通常は審査のために作家が自身の作品を提出し、審査員団が受賞者を選出します。

翻訳賞

「Literary Award of the PEN Club Portuguese(ポルトガル語ペンクラブ文学賞)」は、図書・公文書・図書館総局(DGLAB)が後援する、詩、随筆、物語、翻訳のための賞です。対象となるのは、ポルトガル語またはミランダ語で作品を執筆したポルトガル人または外国人作家です。外国人の応募者はペンクラブの会員である必要があります。賞は詩、随筆、物語、翻訳の4つの部門に分かれています。

Portuguese Association of Translators(ポルトガル語翻訳者協会)によって1986年に創設された「International Grand Prize of Literary Translation(国際文芸翻訳大賞)」は、前年に出版された優れたポルトガル語への文芸翻訳を称えるために毎年授与されます。

「D. Diniz Award(D.ディニス賞)」は、ポルトガル文学への重要な貢献、特に言語と文化を重んじたディニス王の遺志を守る人材を表彰するために創設されました。「D.ディニス賞」は通常、ポルトガルの言語、文化、歴史的遺産を振興する作品に贈られます。賞金の金額は年によって異なります。

文芸レジデンス

「Dom Luís I Foundation Literary Residencies(ドン・ルイス1世財団文学レジデンシー)」は招待のみで実施され、参加者はカスカイスの街に2か月間滞在することができ、宿泊施設と創作のための空間が提供されます。世界中の作家が多様なレジデンシー期間を申請できます。文化を横断する芸術探求を奨励するこのプログラムでは、多くの場合ワークショップ、文学交流、共同作業の機会が提供され、ポルトガルの風光明媚な環境の中でグローバルな文学的つながりが育まれます。

オビドスのレジデンシープログラムの目的は、世界中から招いた作家に、くつろぎと創作活動を促進する隠れ家のような環境に浸ってもらいながら、オビドスの街や歴史、その独自性に特別に触れてもらうことです。作家の主な滞在目的は執筆ですが、コミュニティへの参加が奨励されています。

最近日本で出版された
タイトル

『エルサレム』

ゴンサロ・M.タヴァレス(著)
木下眞穂(訳)
河出書房新社(2021)

『無のまなざし』

ジョゼ・ルイス・ペイショット(著)
細山田純子(訳)
現代企画室(2022)

『象の旅』

ジョゼ・サラマーゴ(著)
木下眞穂(訳)
書肆侃侃房(2021)