ミレーナ=美智子・フラッシャールさん

ミレナ=美智子・フラッシャールは、日本のルーツを持つオーストリア人作家です。「引きこもり」や「孤独死」といった日本の社会現象をテーマにドイツ語で小説を書いています。インタビューでは、幼少期から現在までの二つの文化の間での生活を辿っています。

ポーランドの詩人クリスティーナ・ドンブロフスカは今年の京都文学レジデンシーのEUフェロー。四元康祐は長年ヨーロッパに拠点を置きながら、世界中の詩人たちと広く活発なネットワークを築いてきた日本の詩人です。

2024年のヨーロッパ文芸フェスティバルのイベントで二人が一緒に登壇し、自らの詩を朗読しながら、現代においての詩の可能性について語り合います。

イベントに先立ち二人がオンライントークで「俳句スピリット」をはじめ、お互いの詩作へのアプローチなどについて共有しました。

 

2021年に芥川賞を受賞した石沢麻依は、ドイツを拠点としています。インタビューでは、ドイツ語が彼女の執筆に与える影響や、彼女の文学作品において日本の記憶がドイツでの経験と交じり合う様子について話しています。

2024年の2月に、日本の出版社から8名がバルト三国のリトアニア、ラトビア、エストニアを訪れ、ヴィリニュスとリガのブックフェアーに参加し、この地域の豊かな文学シーンを探訪しました。このたび、書評家の渡辺祐真 が司会を務めるトークイベントを開催します。ツアー参加者のうち4名が、バルト三国への交流ツアーでの様々な体験を振り返り、共有します。

複雑な歴史を共有するバルト三国は、1990年代初頭にソビエト連邦から独立を果たし、若くダイナミックな民主主義国家としてそれぞれのアイデンティティを確立してきました。また、その国民はヨーロッパ内でも最も熱心な「本の虫」であるとも言われています。本トークでは、バルト三国の文芸シーンにまつわる多彩な情報を盛りだくさん紹介します。