「Rund um die Burg」は、1992年から毎年5月に2日間にわたって開催されているウィーンの文学祭です。もともとのコンセプトはノンストップの朗読会です。何人もの作家が30分間隔で24時間途切れることなく自身の作品を朗読します。イベントは無料で、通常はブルク劇場とカフェ・ラントマンの間の大型テントや隣接する他の会場で行われます。
「Salzburg Literature Festival(ザルツブルク文学祭)」は2008年から開催されています。5月の5日間、文芸を愛する者たちがザルツブルクへと誘われ、市内のさまざまな場所であらゆる表現形態の文学と出会います。小説の朗読、ノンフィクションについてのディスカッション、詩と音楽の相互参照では、アーティストと観客が一緒になって交流します。
10月にはオーストリア最大の文学祭が図書館を中心に1週間にわたって催されます。来場者は、朗読、文学散歩、本のフリーマーケット、文学カフェ、さらには脱出ゲームまで、300を超えるイベントに参加できます。ワークショップに参加したり、古文書の読み方を学んだりする機会も用意されており、毎日行われるガイド付きツアーでは、国内最大の図書館の舞台裏を特別に見学できます。イベントは全国各地で開催されます。
「International Literature Festival(国際文学祭)」は、International Erich Fried Society(国際エーリッヒ・フリート協会)とLiteraturhaus Wien(ウィーン文学館)が主催しています。2004年以降、3月になると、朗読、講義、講演で社会政治関連の話題を扱う作家たちがヨーロッパ、海外、オーストリアからウィーンへと集まります。コミックから詩まで、あらゆる形態の文学が歓迎されます。政治詩人エーリッヒ・フリートに触発されたこのフェスティバルは、現代の問題に取り組み、国境を越えた交流を促進します。