国際的な文学フェスティバル「Children’s Book Island(子供の本の島)」は、子供と青少年のためのプログラム「Children’s Land(子供の国)」の一環です。プログラムの目的は、NGOであるSchool Improvement Center(学校改善センター)が主催する公式外の教育的・文化的アクティビティを通じて、文学への興味を刺激することです。この家族向けの文学フェスティバルでは、リトアニアと世界の作家による子供と若者のための最新の本が紹介され、作家・挿絵画家と来場者の出会いの場が設けられ、双方向型の朗読会、クリエイティブワークショップが行われ、文学作品に基づく演劇や映画が上演・上映されます。 フェスティバルはLithuanian Council for Culture(リトアニア文化協議会)による後援を受けています。
2000年にスタートした「Vilnius Book Fair(ビリニュス・ブックフェア)」は、毎年恒例のバルト三国最大のブックフェアであり、リトアニアの大型文化イベントの1つです。4日間のプログラムでは、一般の観衆と業界の専門家を対象に550を超えるイベントが催されます。新型コロナウイルス感染症の世界的流行が起こるまでは、作家によるトークショー、本の紹介、ディスカッション、映画上映、コンサート、展示、クリエイティブワークショップ、その他の文化的アクティビティを目当てに、国内外から毎年6万5,000人を超える来場者が訪れていました。主催はLithuanian Publishers’ Association(リトアニア出版社協会)、Lithuanian Exhibition and Congress Centre “Litexpo”(リトアニア展示会議センター「Litexpo」)、Lithuanian Culture Institute(リトアニア文化研究所)です。リトアニア共和国文化省がフェアを協賛しています。
NGOの「Open Books(オープン・ブックス)」が2019年に立ち上げたこの文学フェスティバルでは、リトアニア語で出版された文学作品とその著者が紹介され、文学・文化の分野における話題の議論が交わされ、著名な外国人作家との集いが催されます。その年の多彩な文学作品を取り上げるこのフェスティバルには、フェスティバル主催者や審査員によって選ばれた作家が著名無名を問わず登場します。
「Vilnius Pages(ビリニュス・ページズ)」は、評価が高く人気のあるリトアニアと世界の作家を称えます。重視されるのは、会合、ディスカッション、ディベート、作家による公開朗読ライブ、音楽と詩の即興、コンサート、展示、パフォーマンス、文学に基づく映画の上映などを通じて発生する、作家と読者の自然な対話です。イベントは市内のさまざまな場所で行われ、その多くが無料です。「ビリニュス・ページズ」は現代文学を一般的な読者に紹介し、魅力的で楽しい人気の娯楽にします。主催はAssociation for Reading Promotion and Cultural Literacy(読書推進・文化リテラシー協会)とLithuanian Writers‘ Union(リトアニア作家組合)です。
1965年に始まった毎年恒例のリトアニア最大の詩の祭典として、著名無名を問わず多くの詩人が参加する国際「Poetry Spring(詩の春)」フェスティバルでは、詩の朗読、トークショー、円卓会議など、100を超えるイベントが全国のさまざまな都市と町で催されます。 伝統、革新を問わず多彩な詩の表現を取り上げるこのフェスティバルは、さまざまな観衆と世代を魅了しています。毎年フェスティバルの年鑑が出版され、ビリニュス大学における伝統あるクロージングイベントでフェスティバルの受賞者が発表されます。