「Festival of World Literature(世界文学祭)」は、2013年にFraktura Publishing Houseによって立ち上げられました。9月初旬の7日間、クロアチアの都市ザグレブとスプリトが世界文学の中心地となります。新しい作品が発表され、作家たちは自身の小説や他の多彩な話題についてパネルや円卓で議論します。フェスティバルのプログラムに組み込まれるイベントは毎年増えており、国内および世界レベルで非常に重要な文化プラットフォームが具現化されています。イベントの司会を務めるのは一流の文芸編集者、作家、評論家です。
「Lit Link Festival」は、作家、編集者、出版社が参加して7月に開催されるユニークなフェスティバルです。2013年から毎年クロアチアで開催されています。フェスティバルの目的は、地域の文学シーンと世界中の他の文学シーンをつなぎ、双方向翻訳の可能性の拡大に長期的に取り組むことです。ザグレブ、ラビン、リエカのバイリンガルプログラムではそれぞれ、著者が朗読する自身の作品の抜粋がこのために翻訳され、英語とクロアチア語の両方でスクリーンに映し出されます。
「Croatia rediviva ča-kaj-što」は、1991年から7月に開催されているクロアチアの詩のイベントで、クロアチア語のすべての方言の詩人が集まります。このイベントを支えるのは、クロアチア語の三位一体理論、そしてクロアチア語の言語的一体性を示すために3つのクロアチア語方言すべてを統合するという考えです。イベントのハイライトは、最も成功を収めた詩人が選ばれてオリーブの花冠を戴く瞬間です。
Mediart Internationalが立ち上げて2014年にスタートした「Zagreb Book Festival(ザグレブ図書フェスティバル)」の目的は、クロアチアの国内外で文学、読書、マルチメディアの創造性を促進することです。ザグレブ図書フェスティバルは毎年5月にザグレブの街で開催される文学と文化のイベントであり、国内外の大勢の作家が一堂に会します。フェスティバルの目標の1つは、文学分野のあらゆるセグメントに力を与えることであり、それは作家本人、出版社、翻訳者から、本のエンドユーザーである読者にまで至ります。
「Sa(n)jam knjige u Istri (Book Fair(y) in Istria)」はクロアチア最大のフェアです。1995年に創設されたこのフェアのために、約250の出版社や作家、編集者、翻訳者、文芸評論家が、冬のプーラに集まります。フェアの基本は異文化主義であり、その目的は文学交流の支援です。イベントは幅広い年齢層を対象とした約100種類のプログラムで構成されます。文学に限らず展示やパフォーマンスやコンサートなどのプログラム形式が維持され、フェアの必要不可欠な要素となっています。