ブックフェア/文芸フェスティバル

ヨーロッパで開催されるさまざまな文学イベントには、世界で最古のものや、世界で最も著名なものもあります。以下の検索メニューから、ヨーロッパ全土で開催されるイベントをお探しください。

注目すべき文芸フェスティバル

毎年5月に開催される「Étonnants Voyageurs」フェスティバルには世界中から約250人の作家が参加し、この3日間のために約6万人の来場者がサン・マロを訪れます。1990年に設立された「Étonnants Voyageurs」では、集い、討論会、文学カフェ、映画上映会、展示会などの充実したプログラムが一斉に行われます。フェスティバルの期間中には複数の賞が授与されます。

アングレームで1974年から毎年開催されている漫画祭は、ヨーロッパで最も重要な漫画の祭典と考えられています。毎年1月、約20万人の来場者がこの4日間にわたる祭典に参加します。加えて、有名な漫画作家がフェスティバルに招待されます。街全体で開催され、さまざまな地区でイベントが行われることから、アングレームはフランスの「漫画の街」となりました。

2005年から、リヨンでは4月にスリラー小説、推理小説、犯罪小説のファンのための「Quai du Polar」フェスティバルが開催されています。長い間マイナーなジャンルと考えられてきた推理小説は、今ではフランスで最も人気のある文学ジャンルの1つです。フェスティバルでは世界中の作家が作品を発表したり、ファンのためにサインしたりします。さらに専門家によるカンファレンス、監督自身による映画の上映、家族みんなで楽しめるゲームやエンターテインメント、コンサートや演劇など、ジャンルに関連した多くのアクティビティが催されます。

「Paris Book Festival(パリ・ブックフェスティバル)」には3日間で350人近くの作家や大小さまざまな版元が集まり、大勢の読者を迎えます。約40年前に最初の「Paris Book Fair(パリ・ブックフェア)」が行われたグラン・パレ・エフェメールで毎年4月に開催されます。このフェスティバルは、家族向けのワークショップ、芸術パフォーマンス、コンサート、作家と読者の集いを通じて、フランスの出版の多様性と作家の創造性を促進します。

モントルイユの「Children’s Book Fair(児童書フェア)」は、250人を超える招待作家、ヨーロッパの児童挿絵展示会、約450の出展者、大小の版元、出版社、協会、読書団体などが参加して多様な形で開催される、大規模な文学祭です。フェアのプログラムは児童書に特化しています。11月から12月まで、来場者は文集・画集、小説、コミック、ドキュメンタリー、マンガ、雑誌などとの新たな出会いを楽しめます。