ジェイムズ・ジョイス・センターは1994年から「Bloomsday(ブルームの日)」の祭典を主催しています。「ブルームの日」は、ジェイムズ・ジョイスの小説「ユリシーズ」の主人公であるレオポルド・ブルームに因んで名付けられました。6月の祝典では、公演や朗読、再,現、小説に登場する場所の訪問、登場人物の扮装などが行われます。
「Dalkey Book Festival(ダルキー・ブックフェスティバル)」は、アイルランドのダブリン県ダルキーで毎年6月に4日間開催される文学祭です。このフェスティバルは2010年に文学に焦点を当てて始まりましたが、今では演劇、映画、コメディなど、アート全般の祝祭となっています。さらには科学、テクノロジー、時事問題、新たな政治とグローバルトレンドの世界を探求する思想の祭典でもあります。
「Writer’s Week(ライターズ・ウィーク)」は、ケリー県リストーウェルの町で5月から6月にかけて開催される文学と芸術の祭典です。あらゆるジャンルの著述を奨励し、幅広い読者が文学を楽しめる環境作りを目指しています。リストーウェルのライターズ・ウィークは、才気煥発な新しい才能を育成し、創作文芸ワークショップなどを通じて文壇に進出する機会を作家志望者に与えることを目的に、1970年に設立されました。
1998年以来、「International Literature Festival Dublin(ILFD、ダブリン国際文学フェスティバル)」は作家、読者、出版社を招き、朗読、討論、上映、ガイド付き散策ツアー、イベント、ポッドキャスト、放送への参加を奨励します。あらゆる年齢層向けのイベントでは、小説およびノンフィクション作家、詩人、劇作家、脚本家の参加が歓迎されています。ダブリン国際文学フェスティバルは、ダブリン市議会のイニシアチブであり、アーツカウンシルが資金を提供して5月に開催されます。
ゴールウェイで開催される「Cúirt international Festival of Literature(Cúirt国際文学祭)」は、ヨーロッパでも指折りの歴史ある図書の祭典であり、国際的にもアイルランド全体でも文学の主要な代弁者となっています。読者と作家を集めて新たな視点を共有し、対話、討論、熟考のための場を創出します。新たな著述のための国際的なプラットフォームを提供し、読書に親しむアイルランド国民を育成するこの祭典は、毎年4月に新しいプログラムを立ち上げます。