翻訳賞

翻訳賞は、翻訳者の文学への貢献を評価し、出版社や読者の間で優れた翻訳者に対する認知度を高めるものです。各国の賞の詳細についてはこちらから。

注目すべき翻訳賞

1953年に創設されたスウェーデン・アカデミーの翻訳者賞は、スウェーデン語への優れた翻訳に贈られます。スウェーデン・アカデミーは賞を通じて、複数の部門で奨学金、作家、評論家、翻訳家を表彰しています。翻訳者賞では主に小説作品に対して6万スウェーデン・クローナが授与されます。

1970年に設立された「De Nios översättarpris」は、スウェーデンの文学会Samfundet De Nioが授与する翻訳賞です。Samfundet De Nioは選ばれた終身会員9人から成る文学アカデミーです。この文学会の賞の目的は、スウェーデン語の小説を奨励し、それにふさわしい作家と翻訳者を表彰することです。

Kulturhuset Stadsteatern(ストックホルム文化会館)の国際賞は、優れた小説作品の称賛に値するスウェーデン語翻訳に毎年授与されます。作家と翻訳者を同様に表彰するユニークな文学賞です。15万スウェーデン・クローナの賞金は作家と翻訳者で折半されます。

Natur & Kultur財団とSwedish Writers’ Association(スウェーデン作家協会)はその年の最も優れた翻訳書のための賞を2019年に創設し、共同で授与しています。この賞の目的は翻訳者の業績を称えることであり、受賞者には10万スウェーデン・クローナが贈られます。