「Annual Latvian Literature Award(LALIGABA、年間ラトビア文学賞)」は、ラトビアの文学界における1年で最大のイベントです。イベントでは、前年にラトビアで出版された文学作品に対する専門家の評価が定まり、最優秀作品の著者が表彰されます。各部門の受賞者には賞金の他に賞を象徴するLALIGABAランプが贈られます。
2010年以来、Liepaja Culture Board(リエパーヤ文化委員会)は「Krasta laudis」賞の授与を主催しています。ラトビアの最も優れた文学作品を表彰する毎年恒例のコンクールです。この賞は伝統的にラトビアの作家で映画脚本家であるEgons Līvsに敬意を表して授与されます。「Krasta laudis」記念賞は、最も優れたラトビア語のオリジナル散文文学作品と、学生による最も優れた文学作品の2つの部門で授与されます。
文化分野の公共メディア賞である「Kilograms of Culture」は、ラトビアの文化的生活プロセスへの公共メディアの積極的な関与を支持します。2012年から、ラトビアテレビとラトビアラジオによって異なる賞が授与されています。文学を含む10部門の受賞者を審査員が推薦します。ファイナリストは春、秋、冬の3回の投票で視聴者と聴取者によって選ばれます。
「Dzintars Sodums balva」は、優れたラトビアの作家であり翻訳家であるDzintars Sodumsを記念して、詩、散文、演劇の革新性を評価されたラトビア人作家、またはラトビア語への文芸翻訳家に授与されます。ラトビア文学と翻訳の革新を称えるこの賞の賞金は約4,300ユーロです。
2005年に創設された「Baltvilka Balva」は、Latvian Council for Children and Youth Literature(ラトビア児童青少年文学評議会)によって授与されます。毎年異なるメンバーが審査員として選ばれます。児童文学の特別な業績を表彰する賞です。受賞者にはアーティストのInese Brantが制作した賞と賞金が贈られるほか、International House of Writers and Translators(国際作家翻訳家会館)に1か月間居住して仕事に取り組む機会が与えられます。